先日、韓国ドラマ「悪の花」を観ました。
金属工芸作家のペク・ヒソンは、愛する妻ジウォンと娘のウナに囲まれ、平凡だが幸せな日々を送っている。た だひとつ、刑事である嫁を厭う両親との関係だけが問題だ。そんなある日、ジウォンはひょんなことから知り合 いの記者キム・ムジンにヒソンを紹介することに。18年前の連続殺人事件に関する連載記事を手がけるムジンは、 事件の犯人と同じ金属工芸作家であることからヒソンに興味を抱き、彼の工房に足を運ぶ。だが、ヒソンの顔を 見たムジンは...。
https://filmarks.com/dramas/9400/13324
タイトルと予告を見たときは、ホラー要素強めのサスペンスドラマかなと思っていました。
実際、最初の何話かまでは、
主人公のヒソンがザ・サイコパスのような人に思えていたので、やばい殺人鬼ヒソンと警察官の妻ジウォンのサスペンスドラマだと思っていました。
しかし、事件の真相が分かってくるにつれて、ヒソンは悪いやつではないのかもしれないと思えるようになってきて、何を信じたらいいのか分からなくなるとともに、事件の真相が知りたくて、どんどん話にのめり込みました。(サスペンスドラマでは、あまり犯人を当てられないタイプなので、私に推理のセンスがないだけかもしれませんが・・・。)
いろんな人や出来事、思惑が絡み合って、複雑で難解な事件になっていくんでしょうね。
ジウォンが "見たものしか信じない" を信条にしているのも、最初はヒソンにとって都合が良い人なのかなとしか思っていませんでしたが、話が進むにつれて、その信条がポイントになることもでてきて、よくできている設定だなと(誰目線)感心しました。
もし、自分の夫がサイコパスだったら、殺人鬼だったら、自分の見ていたものが全て嘘だったら、、、私なら耐えられませんよね。
信じたい気持ちよりも、騙された・裏切られたという気持ちが強くなりそうな気がします・・・
話が進むにつれて、主要な登場人物たちがそれぞれに苦しんでいるのが辛くて、特に9話から11話くらいまでは涙が止まりませんでした。
誰も悪くないんです。
誰も悪くはないんですけど、いや、悪い人はいるんですけど、誰も幸せになれる未来が見えない絶望的な状況が続いていて、胸が苦しかったです。
相手を信じる覚悟だったり、信じ合える人がいることで人は強くなれるということを改めて学んだ気がします。
生半可な気持ちで人を信じるなんて言えないなあ(言ったことないけど)
サスペンスドラマなので、残酷な事件の描写がありますが、気になるなと思ってくださった人は是非このドラマを観てみてください(^^)